少額からできる不動産投資とは?おすすめ商品の特徴やリスク【FP監修】

資産運用 不動産投資

目次

これから不動産投資を始めようと検討している方のなかには、少額からできる不動産投資に興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。少額での不動産投資は、投資初心者だけでなく、すでに不動産投資を行っている方の分散投資としてもおすすめです。この記事では、少額からできる不動産投資について、商品ごとの特徴や注意点を解説していきます。

1. 少額での不動産投資が注目されているのはなぜ?

不動産投資とは、土地や建物などの不動産を購入し、運用することで賃貸収入や売却益などの利益を得るという投資手法のことです。
不動産投資には、現物不動産を購入して賃貸するという方法以外にも、不動産投資信託(REIT)や不動産小口化商品など、少額な資金から始められる金融商品を活用した不動産投資の方法があり、近年は少額での不動産投資に大変注目が集まっています。

少額不動産投資が注目される理由として考えられる点はいくつかありますが、最も大きな理由は、やはり投資対象が不動産であるという点にあります。
現物不動産は株式やREITなどの金融商品と比べて価格の変動率が小さく、比較的価格は安定しています。
しかし、現物不動産の購入は高額な投資であり、多くの人は借り入れをする必要があるため、不動産投資に興味があってもなかなか手が出せないという方も多いでしょう。ですが、不動産投資を少額から始めることができるなら、借り入れをせずとも自己資金で始めることができ、かつ定期預金よりも高い利回りで運用することが期待できます。
また、少額不動産投資は、定年退職後の老後資金に不安を感じる40代、50代からも注目を集めています。人生100年時代と言われる現代では、定年退職後の老後の時間が長く、金融資産と年金収入だけでは老後の資金が不足する恐れがあります。ゆとりのある老後の生活のためにと今のうちから不動産投資に興味を持つ方も多く、少額から始められる不動産投資の人気が高まっているのです。

少額から不動産投資が始められるといっても、「少額とはいくらなのか?」という点が気になりますよね。最近では少額でできる不動産投資として、数多くの商品が販売されています。1万円や数万円で購入できる不動産投資商品もあれば、100万円程度から始められる不動産投資もあり、ポートフォリオに合わせて複数の商品に分散投資することも可能です。

2. 1万円から数万円程度の少額不動産投資商品とは

ここからは、少額からできる不動産投資にはどのような商品があるのか、必要な投資金額別に投資方法の種類と特徴をご紹介します。

2-1. REIT(不動産投資信託)

REITとは、不動産投資法人が投資家から集めた資金を使ってオフィスビルや商業施設、住居用マンションなどの収益不動産を購入し、賃料や売買益を分配するという金融商品のことです。日本ではJ-REITと呼ばれており、株式と同じように証券会社を通じて売買ができ、かつ数万円という少額の資金でも不動産投資ができるというメリットがあります。また、REITは短期投資、長期投資どちらの運用も可能です。
REITは証券会社で購入できますが、REITの売買を行う際は、証券会社ごとに定められた売買手数料がかかります。また、REITの利回りは3~8%程度が一般的ですが、価格変動がありますので注意が必要です。

一方、不動産投資といってもREITの場合、投資家が実際に現物不動産を保有するわけではなく、またひとつのREITが数多くの収益物件を保有しているため、個々の投資物件が見えにくくなっています。不動産投資法人が開示しているIR資料に目を通して、個々の投資対象不動産の稼働状況や資産価値などを確認することが大切です。
また、REITでは、現物不動産のように相続対策や節税対策として活用することもできません。

2-2. 不動産クラウドファンディング

不動産クラウドファンティングとは、不動産特定共同事業法に基づく匿名組合契約により、投資家がクラウドファンディング事業者に出資をして、事業者がその事業から得られる利益または損失を投資家に分配するという投資手法です。
インターネットを通じてWebサイトなどから申込みができ、投資判断に必要な情報もインターネット上で開示されています。1口1万円程度から投資できる商品も多いため、初心者も比較的手軽に始められる少額不動産投資と言えるでしょう。
しかし、不動産クラウドファンディングは、融資ではなく投資です。不動産価格が下落した場合には元本割れが生じますし、事業の状況によっては分配金の額が下がるというリスクもあるため、注意が必要です。
また、不動産クラウドファンディングは運用期間が短い商品が多く、せっかく投資を始めても数ヶ月後には運用終了となってしまうことがあります。同じ商品を長い期間運用することができないため、ひとつの商品の運用期間が終了するたびに新たな投資先を検討するなど、こまめな運用調整が必要になります。

3. 100万円程度の少額不動産投資商品とは

REITや不動産クラウドファンディングなどの少額不動産投資は、1万円や数万円などの少額の資金からでも始めることができるものもありますが、値動きの幅が大きいなどのリスクもあります。また、短期間での運用しかできない商品もあり、中長期で運用したい方や、それほど値動きのチェックや運用に時間をかけられない…という方は、100万円程度の少額不動産投資を検討してみてはいかがでしょうか。

3-1. 任意組合型の不動産小口化商品

任意組合型の不動産小口化商品とは、不動産特定共同事業法に基づく任意組合契約により、複数の投資家が出資して共同で不動産事業を行い、その事業から得られる利益または損失を出資割合に応じて投資家に分配するという投資手法です。出資方法は、金銭出資以外にも現物出資や労務出資が可能です。
任意組合型は、1口100万円程度、運用期間が10年程度など、長期運用で安定収益を生むことが目的の商品が多いのが特徴です。

また、相続財産の評価において、任意組合型の不動産小口化商品は現物不動産と同じ相続税評価額で計算できるため、相続税評価額が時価の7~8割程度に引き下げられます。そのため、1口100万円程度の少額からできる不動産投資という側面に加え、相続税や贈与税の節税メリットが得られます。
また、任意組合型(現物出資)の不動産小口化商品の場合、小口に分割された不動産を投資家ご自身が保有することになり、共有持分オーナーとして不動産登記される安心感もあります。
不動産小口化商品の利回りは、2%~7%程度と物件によって異なります。利回りが高い物件でも価格変動リスクがありますので、利回りだけに囚われず、物件の立地や築年数、周辺の賃料相場など、様々な視点から購入する不動産小口化商品を見極めることが重要です。

3-2. 少額で購入できる収益不動産への投資

ワンルームマンションなどの小規模な不動産物件であれば、少額資金でも購入することができ、不動産投資を始めることもできます。
家賃収入などの収益が見込める不動産であれば、例えば100万円を自己資金として残りを借り入れすることができれば、少額資金での不動産投資が可能です。もちろん、現物不動産ですので、相続税や贈与税の節税メリットも受けることができます。

ただし、現物の不動産を所有するため、管理については管理会社への委託費用がかかります。また、家賃に対するローンの返済比率が高いと、空室や家賃の未払いなどが発生した場合にローンの返済ができなくなるというリスクもあります。物件の選択とあわせて、資金計画も慎重に行うことが重要です。

4. 少額での不動産投資を始めるときの注意点

たとえ投資額が少額であったとしても、リスクのない投資商品はありません。不動産投資で失敗しないためには、少額だからと簡単に始めるのではなく、まずは投資に対するリスクを把握することが大切です。また、少額から不動産投資ができるという商品のメリットを活かして複数の商品に分散投資することにより、リスク分散を図ることができます。
不動産投資は長期運用に向いている投資手法です。初めから大きなリターンが望めるということは、まずないと考えておいた方がよいでしょう。おいしいセールストークや誇大広告に惑わされることなく、自分自身でも不動産市場の動向や投資商品の特徴、リスクをしっかりと勉強しておくことをおすすめします。

5. 最後に

今回は、少額からできる不動産投資をについて、おすすめの商品や注意点を紹介いたしました。
弊社の不動産小口化商品である「Vシェア」は、少額から不動産投資を始めたい、不動産投資リスクを最小限に抑えたいという方におすすめの商品です。1口100万円単位で5口(500万円)から不動産投資を始めることができます。「Vシェア」は、小口化された現物不動産を保有することになるため、相続対策や相続税・贈与税の節税対策としても活用できるというメリットもあり、長期分散投資に最適です。
「Vシェア」についてさらに詳細を知りたいという方は、弊社までお気軽にお問い合わせください。

  • 本記事に記載された情報は、掲載日時点のものです。掲載されている情報は、予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
  • 本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、資産運用・投資・税制等について期待した効果が得られるかについては、各記事の分野の専門家にお問い合わせください。弊社では、何ら責任を負うものではありません。
写真:橋本 秋人

監修者

橋本 秋人はしもと あきと

FPオフィス ノーサイド代表
保有資格:ファイナンシャル・プランナー(CFP®認定者・1級FP技能士)、公認不動産コンサルティングマスター、宅地建物取引士、終活アドバイザー(終活アドバイザー協会) 他

プロフィール
掲載記事

ファイナンシャル・プランナー 不動産コンサルタント
1961年東京都出身。早稲田大学商学部卒業後、住宅メーカーに入社。長年、顧客の相続対策や資産運用として賃貸住宅建築などによる不動産活用を担当。
また、自らも在職中より投資物件購入や土地購入新築など不動産投資を始め、早期退職を実現した元サラリーマン大家でもある。現在は、FPオフィス ノーサイド代表としてライフプラン・住宅取得・不動産活用・相続などを中心に相談、セミナー、執筆などを行っている。
FPオフィス ノーサイドhttps://fp-noside.jimdo.com/

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